ゲームを楽しむためには高性能なPCが欠かせません。
特に最近の画像生成AIブームの火付け役となったStable Diffusionがありますが、これに対応したゲーミングノートPCは画像生成でもゲームプレイでも快適に動作してくれます。
しかし数多くの製品がある中で、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
前回はゲーミングデスクトップPCを紹介しましたが、今回はStable Diffusionにも対応可能なゲーミングノートPCについて紹介します。
ゲーミングノートPCの特徴
最近のゲーミングノートPCは、初心者にもおすすめのエントリーモデルから本格的なゲーミングPCまで幅広い機種を取り扱っているのが特徴です。
ノートPCの大きな利点として、持ち運んで使用できることが挙げられます。15.6インチモデルでも2.0kgを大きく下回るモデルもあるので、好きな場所に持ち込んで使えるのがノートPCのメリットです。
それに、モニターやキーボードなどの周辺機器が必要ないのもノートPCの利点です。
また電気代が安いこと、設置も省スペースであることも長所です。
場所を選ばずどこでも使えるというところは非常に便利で、ゲームなどを手軽に楽しみたい方に向いているのがゲーミングノートPCです。
ゲーミングノートPCの欠点
しかしノートPCは拡張性・カスタマイズ性が低く、コストパフォーマンスが低いことが挙げられます。
あれだけの薄い本体に高性能GPUを搭載してますから、当然のように冷却性能はデスクトップより落ちます。冷却ファンの音が気になるかもしれません。
そしてノートPCは構造上製造コストがかかりすぎてしまうため、性能あたりの価格が高くなります。その理由としては小ささです。
多くの部品を薄い板状のケースに詰め込んでいるのですから膨大な技術が投入されています。
薄い本体にパーツを隙間なく詰め込む設計やパーツの小型化などで開発費用がかかり、製造コストが跳ね上がってしまうんです。単純な部品代にメーカーの技術料が上乗せされてノートパソコンの値段になってます。
しかしこれらの欠点を理解しつつも(部屋が狭くてスペースがない、持ち運びしたい、手軽に使いたい)などの理由からノートを選ぶ方もいると思います。
デスクトップPCとノートPCの違い
デスクトップPCの長所として、拡張性・カスタマイズ性が高いことが挙げられます。
本体内部へのアクセスが容易で拡張スロットなどを搭載しているため、購入後でもメモリやストレージの増設が可能です。またコストパフォーマンスが高いことも長所です。
同じ性能のノートPCとデスクトップPCを比較すると、後者の方が安い価格で購入可能です。さらにハイスペックな用途にも適していることも長所です。
カスタマイズがしやすい利点を利用し、ハイスペックモデルに仕上げられます。
短所については、デスクトップPCは持ち運びができないことや設置場所が限定されることが挙げられます。それと周辺機器を別途揃える必要があります。
しかし同じGPUを搭載していても性能的にはノートよりデスクトップの方が良いですし、周辺機器が故障しても容易に交換や修理できるのもメリットです。
設置するスペースに余裕があり、後から自分の好みにカスタマイズしたいと考えている人はデスクトップPCをお勧めします。
どちらを選択するかは、個人的なニーズや使用目的によって異なります。
オススメのゲーミングノートPC
今回紹介するノートPCは「購入して2〜3年経っても使えるノートPC」というコンセプトで厳選してみました。
ノートPCはデスクトップに比べればカスタマイズしにくいので、できる限り高性能のCPU・GPU搭載モデルが良いと判断し、数年経過しても十分に使える製品を選んでみました。
しかしデスクトップに比べれば価格は高めということをご理解下さい。
*ちなみにStable Diffusionの開発元のStability AIではNVIDIA製のGPUを推奨してます。
ここで注意して頂きたいのは、ゲーミングノートPCではデスクトップPCと比べてGPUのVRAMの容量がそれほど多くないところです。
Stable Diffusionでの画像生成は可能ですが、生成速度は遅くなる可能性が有ることを理解した上で選んで下さい。
MSIのKatana 15 i7 RTX4070は、第12世代のCore i7プロセッサーとRTX 4070を搭載した高性能なゲーミングノートPCです。
15.6型のFHDディスプレイは、144Hzのリフレッシュレートで滑らかな映像表示が可能です。16GBのメモリと512GBのストレージを搭載し、Windows 11がプリインストールされています。
このPCは、Katana-15-B12VGK-1803JPという型番で販売されています。ゲームや高負荷な作業にも対応するパワフルな性能を持ち、快適な操作が可能です。
最新の第13世代Core i9 HXプロセッサーとRTX 4080グラフィックカードを搭載した、ウルトラハイスペックな大画面ゲーミングノートPCです。
17型WQXGAディスプレイ、240Hzのリフレッシュレート、32GBのメモリ、1TBのストレージ、そしてWindows11Proを搭載しており、最高のゲーム体験が可能です。
ASUS ROG Strix SCAR 15 G533ZXは、Intel Core i9 12900Hプロセッサー、32GBのメモリ、1TBのストレージ、RTX 3080 Ti Laptop GPUグラフィックスカードを搭載した15.6型FHD 300HzディスプレイのゲーミングノートPCです。
Razer Blade 15 Advanced Modelは、2022年春モデルのゲーミングノートPCです。
15.6インチQHD 240Hzディスプレイ、i7-12800Hプロセッサー、RTX 3080 Ti 16GB VRAMグラフィックスカード、32GB RAM、1TB SSD NVMeストレージ(M.2空きスロットx1)を搭載しています。
Windows 11 Homeがプリインストールされており、日本語配列キーボードが付属しています。
*表示されている価格は、記事作成時点のものであり、現在は変動している可能性があります。最新の価格については、直接販売サイトをご確認ください。
代表的なBTOショップ
上記に挙げた製品の他にBTOショップもあります。
ドスパラ GALLERIA
マウスコンピューター MOUSE
パソコン工房
BTOの良い所は購入する前にカスタマイズできるところです。
BTOショップでは、顧客が自分のニーズに合わせて、PCの構成(CPU、メモリ、ストレージなど)を選択することができます。これにより自分に最適なPCを購入することができます。
自分の好みにカスタマイズ可能ですから、不要なオプションを省いたり、必要なパーツを組み込んだり、自分の予算に合わせることが出来るのも良い点です。
まとめ
画像の生成速度で選ぶなら断然RTX4000シリーズですが、メモリやスペックの違いで生成速度も変わってきますし価格も多少違ってきます。
画像サイズを大きくするなどの無理をさせなければRTX3000シリーズでも問題はなさそうですが、メモリも関係してくるので予算に合わせて購入を検討した方が良さそうです。
画像生成のことは初めてでよくわからないとか、Stable Diffusionをもう少し手軽に使いたいと思っている方は、オススメのサイトがあります。
URLを載せておくので、手始めに練習も兼ねて画像生成してみて下さい。
SeaArt
*今の所は無料となってますが、今後有料プランとなるかもしれません。今のうちに試してみて下さい。