WRC Generations はゲームモードが充実してます。
色々な楽しみ方があると思いますが、今回は「ソロ」に絞って解説します。
*注:「マルチプレイヤー」は除きますのでご了承下さい。
ゲームモード
オープニング画面から下にスクロールすると「ソロ」のゲームモードがあります。
5つのモードから選択できます。
「クイックゲーム」
世界各国にあるSSを自由に選び、好きなクルマで走行できます。
国とコース、時刻、天候、マシンカテゴリー、そしてクルマとドライバーを自由に選択。
タイムアタックで記録を出したいとか、特定のSSが苦手なので克服したいなど、徹底的に攻略するためのモードです。
昼間と夜間での見え方や悪天候での走行の違いなど、色々な状況を想定してシミュレーションできます。
ただ単に周回するだけでもクルマをコントロールする練習になります。
その他にも伝説のラリーカーや最新のハイブリッドまで好きなクルマを自由に乗り比べできます。
駆動形式によってクルマの挙動も変わるので、そういった違いを楽しむこともできます。
おそらくたいていの人はこのモードでいきなり走り始めるかもしれません。
しかし実際のSSは道幅は狭く、路面は荒れていて滑るうえに崖やら岩などがありますから最初はまともに走れませんw
クルマのカテゴリーや車種の違いも挙動に現れるので、クセを掴むまでは車種を絞って練習した方が良さそうです。
「キャリア」
ドライバー兼ディレクターとなって世界ラリーに参加するモードです。
カレンダーでのスケジュール管理、研究開発、クルーのスキルなどなど・・・
チームを作成してメンバーを採用し、研究や開発などのスキルを向上しながらチーム全体の運営をしていきます。
どちらかというと、このゲームにおける「ストーリーモード」といった感じがします。
ドライビングだけでなくWRC全体の雰囲気を楽しみながら徹底的にやり込みたい人に向いています。
「シーズン」
これはチーム運営などとは関係無くWRCに参加します。
それぞれのSSを走行してポイントを獲得しながらライバルと戦います。
CPUの難易度を変更できるので自分の実力に応じて設定可能です。
各国のSSを順番に転戦するので、一通りSSを走行することができます。
タイヤの選択や車体の修理などもあり、天候なども考慮しながらゲームを楽しめます。
「キャリア」と違ってドライバーに重点を置いたゲームモードになってます。
ドライバーとしてどのようにSSを攻略していくか、というマネジメントを養うには最適です。
「チャレンジ」
あらかじめ指定された車両を使用し、テストコースを設定時間内にクリアしたりSS区間で時間内に設定距離を走りきるという挑戦モード。
金は50ポイント/銀は30ポイント/銅は10ポイントと成績が良いほど獲得ポイントが増え、ポイントによって次のチャレンジに進めます。
チャレンジが進むごとに難易度が上がっていくので、チャレンジを続けていくには良いスコアを出す必要があります。
ポイントが達していないと新たに次のチャレンジを受けられないようになってます。
このチャレンジはその都度使用する車両が違うので難易度が高い印象です。
全てのチャレンジを終えるにはかなりの練習が必要になってきますが、何回でも挑戦できるのでやりがいのあるモードです。
「トレーニング」
様々なレイアウトのテストコースを周回できます。
アクセルの開け方やブレーキング、コーナーへのアプローチ、サイドブレーキのタイミングなど、クルマの挙動を掴むには最適な練習コースです。
時間帯や天候も設定可能で、様々な条件下でどのように変化するのかも再現できます。
短いコースなのでセッティングを出したい時にも向いています。
その他のアクティビティ
ランキング
世界中の全てのランキングが表示されます。
PCやPlayStation等のプラットフォーム、チーム、車種、SSのタイムなど詳しく掲載されてます。
自分の記録も世界でどのくらいなのかわかります。
テストエリア
オープンエリアを自由に走行するエリアで、セットアップでも使えます。
天候も時間帯も変更自由です。
とりあえず自由に走りたい時や気分転換にはいいかもしれませんね。
分割画面
フレンドと同一画面でプレイするときに使います。
もちろん使ったことはありません。なんか走りにくそうな気がしますw
チュートリアル
基本的な操作や車種による違いなどを学べるモードです。
特にラリー初心者はまず最初にプレイしておいたほうがいいです。
チュートリアル自体は比較的短いような気もしますが、その後は自分で走行して慣れて下さいといった感じでしょうか。
そもそも練習できる環境は他にも揃っているのでチュートリアルは短くても問題無しです。
クイックゲームでSSを走ってみた感想
まず最初にSSを走行して感じた第一印象は「コースが狭い!」でしたw
なんとなくわかってましたけど、道幅に余裕はありません。
そこそこ広いコースもありますが、たいていはクルマ一台分しかないような一般道。
サーキットのように道幅も広くフラットな路面を周回するというような競技ではないので仕方ないんですが、とにかく狭いです。
おまけにSSは一般道ですから、ちょっとでも操作をミスったらコースアウト。
しかも道端には岩や木、柵や壁などの障害物があります。
ラリー車両はトルクがあるので乱暴なアクセル操作をすると簡単に滑りますから、最初はTCSをオンにしておいたほうが良さそう。
スピードコントロールとステアリング
それとこれはどのレースゲームでも同じですが、道幅が狭い分しっかりと減速しないと上手く曲がれません。
狭いコース故、ハンドル操作はかなり難しい印象です。
スピードレンジはグランツーリスモ7よりも低いですけど、少しのミスも許されないぐらいにシビアな操作が必要です。
走っていて気がついたんですが、ハンドル操作がシビアなのは路面の影響だということがわかりました。
サーキットのように道幅が広くて路面が平らな場合はクルマの挙動は安定してますが、ラリーのような一般道では荒れた路面やうねりなどで姿勢が乱れます。
舗装路のターマックでさえ路面の起伏の影響で思ったように操作できない場合が多いです。
特に未舗装路のグラベルはターマックよりも滑りやすいので、余計に神経を使う必要があります。
あらかじめ滑ることを想定しながら早めに操作するということを意識していないと早く走れません。
パッドでの操作はムズい
コントローラーでの細かいハンドル操作はめっちゃ難しいです。
舵角の調整やアクセルの操作などはパッドだと大雑把になりがちです。
細かい操作がやりにくいのでハンドルは絶えず修正し、アクセルは一定に保つのが難しいのでアクセルをあおる(オン・オフを小刻みに繰り返す)操作になったりします。
上手く走らせることはコントローラーでも不可能ではないんですが、本格的にこのゲームを極めたいならそれなりの機材を準備した方が良い気がします・・・
ハンコンなどのデバイスがあればリアルな挙動を感じながら楽しくプレイできると思います。
ハンコンのデメリットもありそうですが、ハンドルやアクセル操作などの微妙な修正はハンコンのほうが有利だと思います。
ですがコントローラーでもそれなりに楽しいですけどw
まとめ
このゲームは誰かと競い合って楽しむというより、テクニックを磨いていきながら自己記録を更新していくというような感じのゲームです。
こういう「ソロで」の楽しみ方もあるということで解説しました。
SSを走行した後にランキングが表示されますが、上には上がいるということを思い知らされます。
それなりの設備を整えてやり込んでいるプレイヤーなら早いタイムを出せるでしょう。
どのくらいハンドルを動かせばいいか?とか、アクセルを半分ぐらいで一定に走るというような微妙な操作はコントローラーでは難しいです。
しかしゲームパッドでも世界ランクに入るようなプレイヤーも居るということを考えたら、やろうと思えばできるんじゃないかと思います。
とりあえずコントローラーでどこまで早く走れるのか地道にプレイしてみます。