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アメリカの警察官による【ピットマニューバ】 迫力あるカーチェイスと犯罪者逮捕

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YouTubeの動画の中には、アメリカの警察官が犯罪者のクルマをパトカーで追跡する動画がアップされてます。

ヘリなどを使ったTV中継もあれば、警察官が携帯しているボディカメラ、パトカーのドライブレコーダーなどの映像もあり、かなりの臨場感があります。

その中でも警察と犯罪者のカーチェイスは日本と違って迫力があり、犯罪者のクルマを停止させる方法もかなり大胆です。

こういったアメリカの警察官が犯罪者を逮捕する様子、それと犯人のクルマを停止させる方法などを紹介します。

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アメリカの警察官の権限

パトカー

アメリカの警察官は、交通違反(例えば信号無視や路肩走行)、悪質な運転などを発見したら、その車両の後方に付いてサイレンを鳴らし停止を促します。

大抵の人は停止に応じますが、中には加速して逃走する車両や、一旦停止したかと思わせて逃げ出す車両もあります。

その場合は連絡を受けた応援のパトカーも加わり、逃走する車両を追跡します。

アメリカの警察官は緊急時に特別な権限を持っており、犯罪者や危険人物を追跡する際には必要最小限の措置として、通常の交通法規を無視してもよいとされています。

ただし、追跡の際には自分や他人の安全を考慮し、常に無線で状況を報告し、上司や指揮官の指示に従うことが義務付けられています。

(アメリカは連邦制のため、州によって警察の権限や対応が異なる場合もあります)

容疑者を追跡するためのカーチェース

パトカーでの追跡

カーチェイスとは警察車両が逃走する犯罪者の車両を追跡すること。

YouTubeのタイトルの中には「police pursuit」と表記されていたりしますが、要するにカーチェイスのことです。

パトカーの追跡の動画がYouTubeにアップロードされているのは、このような警察の追跡行動を記録したものです。

また、「pursuit」は英語で「追求」や「追跡」を意味します。したがって、「police pursuit」は直訳すると「警察の追跡」となります。

 カーチェイスの動画を見ると、警察と犯罪者の攻防がドラマチックに見えるかもしれませんが、同時に交通事故や一般市民の危険などのリスクも伴います。

実際に映像では一般車両が横に避けていることが多いですが、巻き込まれる可能性もあるので注意が必要です。

巻き込まれないようにするためには、交通ルールを守り、周囲の状況に注意することが大切です。

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「ピットマニューバ」とは?

カーチェイス中に警察車両が体当たりして犯罪者の車両を止めることを「 ピットマニューバ」と呼びます。

「ピットマニューバ」は、アメリカの警察が追跡中の車両を停止させるために使用する技術で、後方から追跡車両に接触してスピンさせ停止させるものです。

接触の場所は追跡車両の後ろバンパー付近が一般的で、接触の角度やタイミングは非常に重要であり、高度な技術と経験が必要です。

この技術は1980年代後半にウェストバージニア州で開発され、「戦術的車両迎撃 (TVI)」として始まりました。

最初にこの技術を教えたのはバージニア州のフェアファックス郡警察署です。

フェアファックス郡警察署は、ピットマニューバの訓練方法や手順を体系化し、警察の戦術として広く採用されるきっかけを作りました。

この技術により犯人のクルマはスピンして制御不能になり、停止させることができます。

ただしこの技術は危険性も高く、事故や怪我を引き起こす可能性もあります。

ピットマニューバは高度な技術と経験が必要な戦術であるため、ピットマニューバを行う警察官は特別な訓練を受けています。

 

ちなみにこの「ピットマニューバ」の(PIT)の語源は色々とあるようです。

  • Pursuit Intervention Technique(追尾走行阻止技術)
  • Precision Immobilization Technique(精密走行阻止技術)
  • Push It Tough(強く押す)

Wikipediaでは「パーシュート・インターベンション・テクニック・マニューバ」として扱われているため、「Pursuit Intervention Technique」が最も一般的な解釈と言えます。

それと「マニューバ」(maneuver)の意味は、「戦術」、「操縦」、「工作」という意味があるようです。

ピットマニューバの専用車両

アメリカの警察でピットマニューバに使用されるパトカーは、通常のパトカーとは異なる特殊な装備を施している場合があります。

パトカーの装備

主な特殊装備

  • 強化されたバンパー: ピットマニューバは、追跡対象車両に衝突してスピンアウトさせる戦術です。そのため、パトカーのバンパーは、衝撃に耐えられるよう強化されています。
  • アンダーガードプッシュバー: パトカーの車体下部に装着されるバーです。ピットマニューバ時に追跡対象車両の車体下部に接触し、スピンアウトさせやすくします。(ごく限られたの車両で使用されます)
  • スチールホイール: アルミホイールよりも頑丈で、パンクしにくいため、追跡中の激しい運転にも耐えられます。
  • 強化されたサスペンション: ピットマニューバによる衝撃を吸収し、パトカーの安定性を保ちます。
  • 特殊な塗装: 夜間でも視認しやすいように、蛍光色や反射材を使用した塗装が施されている場合があります。(地域や部署により異なります)
  • 防弾ガラス: 銃撃戦などの危険な状況にも対応できるように、防弾ガラスが装備されている場合があります。(一部の車両で使用されます)

カーチェイスやピットマニューバは危険を伴う

これら犯人の車両を追跡する映像は日本では見られないほどの迫力があります。

犯罪者は捕まらない為に必死で逃げますから、追いかける警察官も必死です。追跡を振り切ろうとするのでかなり無謀な運転をします。

一般道でも時速100km以上は出ていますし、ハイウェイで時速200km以上という速度域でのカーチェイスも確認しました。

多くの警察機関は、ピットマニューバは時速50マイル(時速約80Km)以下で実行することを推奨しています。

もしそれを超える場合は、状況を慎重に評価し、リスクとメリットを比較検討する必要があります。

州によっては、より低い制限速度であったり、そもそもピットマニューバを禁止している州もあります。

 

高速域でのピットマニューバはかなり危険を伴う行動になりますが、警察の使命感というか「絶対に捕まえてやる」という迫力が伝わってきます。

速度が増していると追跡するのも停止させるのも一筋縄ではいかないので、あらゆる手段を用いて停止させます。

応援のパトカーも加わることもあり、連絡を取りながらの待ち伏せや、スパイクストリップ(道路上に敷設して車両がその上を通過するとタイヤをパンクさせる装置)などのワナを仕掛けたりします。

日本では考えられないことですが、こんな速度でも追跡を諦めないアメリカンポリスは凄い!

さながら映画「マッドマックス」のインターセプターですw

警察の追跡に関する論争

犯人の車両は散々悪あがきをして道路上を傍若無人に走り回るため、容疑者も警察官も怪我をするリスクがあります。

これだけ大がかりな追跡は危険を伴いますし、周辺の建物や他の車両に被害が及ぶこともあり、実際に事故なども起きています。

中には間違った車両にピットマニューバを行ったとのことで、特別な条件下以外での使用が制限されています。

PIT maneuver Wikipedia より引用。

2023年9月、アーカンソー州警察官が高速追跡中に間違った車両に対してPIT操作を行った後、辞職した。不当に標的にされた車の運転手(そして事故当時妊娠していた)との法的和解の一環として、アーカンソー州警察は訓練を改善し、PIT操作とその使用を制限することに同意した。それは「差し迫った死や重傷から第三者または役員を守る」場合にのみ適用される。

 

In September 2023, an Arkansas State Trooper resigned after he performed a PIT maneuver on the wrong vehicle during a high-speed chase. As part of a legal settlement with the driver of the car that was wrongly targeted (and who was pregnant at the time of the crash), the Arkansas State Police agreed to improve training and restrict the use of the PIT maneuver and use it only in cases to “protect a third person or an officer from imminent death or serious physical injury.”

この他にも、関係のない人間にまで被害が及ぶなどの危険が伴うため、警察の追跡に関する方針全般、特にピットマニューバは物議を醸しているようです。

まとめ

パトカー

アメリカの警察官、それと犯人の車両の追跡や停止方法などを解説しました。

映像からは、まずは犯罪者や容疑者を捕まえることが重要だという考えが現れており、治安維持の為の行動だという強い意志を感じます。

これだけスケールの大きい追跡はアメリカだから可能であって、とても日本のような道路では狭すぎてできませんw

道路の広さや車線の多さも相まってクルマでの事件は多いようですし、お国柄の違いでもあります。

 

YouTubeには他にも警察による犯人逮捕の動画が上がっています。

警察官の行動や追跡などを確認しながら動画を観ることで、警察官が持つ使命感や責任、そして犯人の追跡にはそれなりのリスクを伴うということを理解できると思います。

 

*この記事について間違い等ありましたらメールでお知らせ下さい。その都度追記もしくは訂正します。

 

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