未だに入手困難な状態が続いているPS5。
確か発売が2020年11月ぐらいだったと思いますけど、あれから1年半以上は経過してます。
2020年は世界的な流行病の影響で今までの生活が一変した年でもあった訳で、工場や物流、仕事にも支障が出た時期です。
そんな時期ですから店頭での大々的な販売をする訳でも無く、先行予約という形になったのは仕方ありません。
そんな中、ボクももちろん興味があって欲しいなぁとは思っていましたが、新しいゲーム機だし購入者は殺到してしまうだろうと思うから、予約すらせずに量販店で店頭に並ぶまで買わなくていいや・・・などとタカを括ってたんです。事実ps4の時もそういう感覚で購入しましたから。
ところがいつまで経っても店頭で買えない状態。
理由は上記に挙げた工場や物流が停滞した影響で半導体の生産が追いつかないというのも1つの理由ですが、その他にも原因や要因があることは確かです。
専門家ではないので詳しい事はわかりませんが、自分なりにps5が買えない理由を考察してみました。
半導体不足
買えない理由のひとつに半導体不足が言われてます。
ps5発売は2020年11月でしたが、その前の2020年初頭に例の流行病が流行し始めて、その後世界的に広がり主要国ではロックダウンなどの厳しい規制がかかりました。日本もロックダウンまではいかないものの「緊急事態宣言」となり、不要不急の外出は控えるようにとの指示。
そんな状況でps5の生産ですから初期ロットがどれだけ確保されたのかわかりません。
工場の稼働や物流が滞れば生産は進みにくくなり、当然目標としていた生産数には及ばなくなります。
工場のあちこちでラインがストップ→思うように生産できない→今度は運ぶ人がいない・・・一部が止まるのではなく全体的に止まってしまう事態に。
多分思ったように生産出来なかったのも要因の1つだと思います。
海外重視の販売
世界同時発売ということで、日本国内の割り当てが少なかったというのも言われてます。
今回のps5販売において、どちらかというとソニーは海外を重視していたようです。
その辺りはコントローラーの操作系でも伺うことができます。
PS4では○ボタンが決定、×ボタンが戻るもしくはキャンセルでしたが、PS5では×ボタンが決定、○ボタンがキャンセルまたは戻る、となっているので、海外の仕様に合わせたことでもわかります。
(海外では日本のように○が決定又は正しいとか、×が間違いやキャンセルというような概念がありません。むしろ×ボタンはチェックというような考え方らしいです)
当然海外重視で販売するために日本向けの割り当ては少なくなってしまったんでしょう。
転売ヤーの台頭
在庫不足を予見していたのか転売ヤーの買い占め状態。どういう仕組みで購入しているのかわかりませんが、先着順ならBOTなどを使い予約開始と同時に買い占めてしまうんでしょうか?これでは一般のユーザーに勝ち目はありません。
そもそも品薄で手に入りにくいという状況で、さらに転売ヤーが目を付けて買い占めが増えてしまいました。あまりに入手困難なためにメーカーに苦情を言うユーザーも。
販売に関しても情報が出回っているのか知りませんが、店舗での先着販売でも転売ヤーが目立つようになり、大量にPS5を買っていく始末。
こういった現象により更に転売ヤーが増えてしまったというのも事実です。
サイトなどで定価の倍近い値段で取引されているのを見ると、腹立たしい気持ちになるのは当然です。
転売は法律では違法ではないですが、本当に欲しいユーザーに行き渡らないのは良くないことです。転売ヤーは転売目的で購入しているんですから複数購入するのはおかしいと見るべきです。転売ヤーの中には明らかに海外からの購入者もいるようです。
販売店も事態を重く見たようで、条件付きで店舗発行のクレカや購入履歴、アプリなどその店舗独自の抽選方式を採るようになりましたが、それでも競争率は高くなかなか当たらないというのが現状。
日本国内で購入して海外へ横流しされているという情報もあります。
それでもどうしてもすぐに欲しいとなれば転売ヤーから定価以上の出費をして購入するんです。ただそんな事は納得できないユーザーが多数を占めているのは明白です。それこそ転売ヤーの思うツボですから。
ひたすら我慢して地道に抽選で当てるか、情報を集めてゲリラ販売を狙って購入するかです。
世界情勢の変化の影響
これはボクの勝手な予測ですが、ある地域での紛争(戦争)により物流の流れが変化していることも影響しているかもしれません。世界情勢の変化は最近のことですが、それでも今の半導体不足に拍車をかけることになるので今後に影響はあると思います。
半導体の不足は世界的に言われてますが、半導体はPS5だけでなくあらゆる家電製品に使われています。もちろん軍事的にも。
そうすると半導体も重要なところから振り分けられます。多分ですが軍事的な製品へ半導体が取られてしまい、その他の製品は後回しにされているんじゃないかと。
家電量販店でも深刻な状態で、自動車やエアコン、冷蔵庫、洗濯機などもまったく製品が入荷しない異常事態になっているそうです。
加えて中国の上海のロックダウンの影響も大きいようですから、今まで停滞していた生産や物流が元に戻るのはもう少し先かもしれません。
まとめ
今回のこの記事はボク個人の考えであって、違う意見ももちろんあると思います。
もしかしたらボクの考察は間違っている可能性もありますから、あくまで個人的な意見だと思って下さい。
ソニーがPS5を増産・・・というニュースを見ましたのでどれだけの成果があるか期待です。
未だにネットではPS5が買えないと嘆くユーザーがいます。しかしそのユーザーに向かって辛辣な意見を言う人もいます。
「買う努力をしてないからだ」とか言ってますが、それは住んでいる地域や店舗数、交通事情で変わってくることなので、ただ単に努力という言葉だけで解決するものでもないと思うんです。
現状だと、ごくごく一般的に生活している人ではPS5購入には限界があります。すべての店舗の抽選を片っ端から応募したり、朝から晩まで逐一情報を集めてすぐに行動できるか・・・と言われればちょっと疑問です。
ソニーもPS plusに加入しているユーザーを対象に優先的に予約受付すればいい、っていう意見がありましたがまさにその通りです。欲しいユーザーが確実に購入してくれるのですからこれほど有効な手段は他には無いはずです。
日本国内での流通を少なくしたのはメーカー側としては解らなくもないですが、欲しいユーザーに買って貰うのが一番良い結果を生むはずです。
そもそもハードが売れなければソフトも売れないことはソニーも理解しているはずです。
もうネットでは「PS5買えないからいらない」とか「PCに変更します」とかの発言が目立ってきました。
なんとかしないとPS5は【オワコン】になりかねないと思います。
しかしこれからのソニーには期待しているので、今の厳しい環境での生産は大変でしょうけど頑張ってほしいです。